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あきらめないで!Macが壊れた時の対処法
新年度と消費増税が一度に訪れ先週はブログ更新をサボってしまいました。
今週こそ腰を据えていい記事を書くぞと意気込んでいたら、Macがクラッシュしてしまい、データ復旧や修理で大慌てでした。
今回はその修復記録を記事にしたいと思います。
壊れたMacは2007年モデルのiMacでした。作業中にフリーズし、再起動後不安定になり、様子を見ていると起動すらできなくなったそうです。
中のデータだけでもなんとか復帰させようと、ターゲットディスクモード(Tを押しながら起動)で立ち上げましたがそれすら受け付けず、システムが突然終了してしまうほど深刻でした。
ターゲットディスクモードってなに?
ターゲットディスクモードとは、いわばMacを外付けHDD扱いにしてしまう事です。壊れたMacをターゲットディスクモードで立ち上げ、別のマシンと Firewireで直結すれば、別のマシンから必要なデータを吸い上げる事ができます。動作中は下のようにFirewireのマークが画面をピクピク動きます。
ターゲットディスクモードについて詳しくはこちらへ
FireWire ターゲットディスクモードの使用方法とトラブルシューティング
Macが壊れたらまずやるべき事
Macの故障は大きく分けて2種類です。
システムのクラッシュか、ハードのクラッシュか。
システムであればうまくいけば無料で復帰できます。ハードであれば交換や修理費用で必ずお金がかかります。ですので、まずはシステムのクラッシュを疑い、いろいろとテストをしてみます。
①NVRAMクリア
PowerPC時代のPRAMの事です。再起動時に コマンド+オプション+P+R を押したままにして、ジャーンの起動音が2回以上なるまで押 しっぱなし。NVRAMとはシステムではなく、機械に保存された情報らしいです。これを一度掃除する事で不具合が解消される事もあります。
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ダメでした。ジャーンを3〜4回鳴らしてもダメでした。NVRAMでのトラブルでは無い事がわかりました。
②セーフモードで立ち上げてみる
起動時にshiftを押し続ける事でセーフモードで立ち上がります。ディスクユーティリティのように、システムを自動的にチェックし、不具合があれ ば修復をするようです。また、通常起動できなくて、セーフモードであれば立ち上がるという場合、とりあえずデータが見れますので、復旧やデータ確保の目処 が立つかもしれません。。
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ダメでした。セーフモードですら立ち上がらず、起動中にシステムダウンしました。
③OSのDVDから立ち上げディスクを修復→システム再インストール
中身のデータはそのまま、システムのみを上書きして復帰させます。今回はOSのDVDで立ち上げた後、ディスクユーティリティでディスクを修復を試しましたが、「このディスクを修復できません。できるだけ多くのファイルをバックアップし、ディスクを再フォーマットしてから、バックアップしたファイルを復元してください。」とメッセージが現れました。だからバックアップしたいから一瞬だけ復帰してくれっっっ!
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ダメでした。ディスク検証すらさせてくれない状況です。
④SMCをリセットする
NVRAMクリアは漢字TALK時代からMacを使っている私も聞いた事がありましたが、SMCは最近まで知りませんでした。今度はコマンドとSと MとCとではなく、もっとカンタンです。ただし、公式サイトでは、この手順は最後の手段にしてほしいと記載がありました。まずは他の方法を試してからにし てください。
SMCのリセット方法
1 電源コードをMacから抜く
2 15秒待つ
3 電源コードを接続する
4 5秒待つ
5 起動させる
以上です。
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ダメでした。セーフモードと同様起動時にシステムダウンでした。
いろいろを試してみましたが、なにが悪いのかよくわかりませんでした。
スタッフに尋ねたところ、突然止まってしまうまでは順調に動いていたそうで、旧式iMacにありがちなディスプレイの故障の兆候もなかったようです。
そこで私はハードディスクが物理的に壊れていて、マザーボードは生きているのではないかと考えました。以前に数回iMacをバラしてHDDを交換した事があったので、Appleの修理代すらケチる私の根性で直してみようと思いました。
ちなみにこれまでのHDD交換成功率は2勝1負。1負したMacはAppleに修理に出して今は元気に動いています。
HDD交換の準備
まずは新しい内蔵HDDを用意します。ネットで探せばいくらでもありますが、間違ったものを買わないようによく調べてから買いましょう。
amazonや価格.comなども良いですが、私はよくこちらを利用します。
Mac専門店 秋葉館.com|Apple・Mac本体・周辺機器・パーツ
Apple製品を専門に取り扱う老舗のパソコンショップです。オリジナルの製品なども出しており、マニアックな商品の品揃えはAppleStore以上です。
こちらのサイトでは、どの機種に合うHDDかを調べる方法があります。
①上部の ハードディスク交換 をクリックします。
②何の機種のハードディスクが欲しいのかを選択します。
③どの世代のMacなのかを選択します。
④その機種に合うHDDが現れますので、容量などお好みのものを選びましょう。
まてまて、③の「どの世代のMacなのか」
がわからないんですっっ。
という方はこちらを使うとカンタンに調べられます。
私が年間何十回と助けを求めるAppleの公式サポートページです。
こちらのページでは、故障したMacの情報を入力して準備を整え、電話や持ち込みでのサポートをスムーズに進める事ができます。そして、入力した内容で、自分のMacの世代を調べる事もできます。
①アップルのサポートページの、お問い合わせをクリックする
②サポートを受けたい商品や不具合の状況を選択すると下のような画面になるので、故障したマシンのシリアルを入力します。
今私は自宅のMac miniでこの記事を書いているので、Mac miniのシリアルを入力しました。
するとこうなります。
画面上にシリアルが表示され、その上に機種名と世代が現れます。
私の機種は2012年の後期モデルのようです。
また、iMacのガラス面を外すときに、台所で使う吸盤フックなどがあると便利です。