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2021年2月10日

テレワークでの仕事をうまく進める為に必要な4つのコト

グラフィティーのある大阪府は先日、緊急事態宣言解除要請に必要な基準をクリアしましたが、新型コロナウイルスの対策本部会議の結果見送りました。
重症患者用の病床の使用率が依然高い状況が続いていることなどを踏まえると、仕方のない事かもしれません。
広告を多く取り扱う弊社も経営的な影響を受けていますが、中途半端な感染予防をするくらいなら、グッと堪えて耐える時期なのでしょう。

ここまで広まったウィルスが簡単に“なかった事”になるはずはありませんが、一刻も早く以前のようにバリバリ働いて、しっかり遊んでという日常を取り戻したいところです。

今回はグラフィティーで取り入れている、コロナ過で仕事に向き合う際の心構えについて記事にしたいと思います。

2021年2月10日時点の大阪府Webサイト

デザイン会社のテレワークはカンタン??

コロナパニック前から、Web広告を活用したネット集客のノウハウ、離れた外部パートナーとの連携など、グラフィティーではオンラインを活用した仕事について積極的でした。

これは、近くのお客様だけでなく、日本全国のお客様を対象として仕事をしていきたいという思いからです。
しかし、社内での働き方はどうかというと、全員がオフィスに出勤して顔を合わせて仕事をするという、ごく一般的な手法を取っていました。

会社の外で知り合った方には、「デザインの会社だから、ノートパソコンがあればどこでも仕事ができていいね」と言われる事がしばしばありましたが、意外とそんなに簡単なものではありません。
仕事用に使っているデスクトップ型のMacとノートパソコンのマシンスペックを比べると、圧倒的にデスクトップに軍配が上がる為、モニターの小さなノートパソコンでカフェでのんびり仕事というわけにもいきません。また、過去に制作したデザインデータが大量にバックアップされている社内サーバーのデータは5TBを超えます。「あの時のあのデータが欲しいな」と思った時にすぐに取り出せる環境も必要なわけで、全データをクラウド上にアップロードする事を試したのですが、データ容量が多すぎるのか必要なデータがアップロードされていない等のエラーが頻発した為断念しました。
Web制作もしているのでIT系といえば IT系なのかもしれませんが、流行りの「ノマドワーク」の実現は簡単なものではありませんでした。

また、ソフト面やハード面だけでなく「働く人」の姿勢もテレワーク実現には非常に重要なポイントです。

コロナ後のテレワークについて

接触を防ぐ為のテレワークは、オフィスでの勤務のように必要な時以外お互いの状況をなにげなく把握する事が難しくなります。
オフィスでの勤務であれば、コーヒーを入れに行く時、トイレに行く時など、席を離れたタイミングで他スタッフの状況が自然と目に入り、忙しそうな人がいれば声をかけられるし、余裕がありそうな人がいれば助けを求められます。また、仕事の手伝いを依頼した相手が間違えた作業をしているとしても、すぐに方向修正の指示を出す事もできます。
オフィスでの働き方は、同じ空間にいるからこそ成立するイレギュラーな対応ができるメリットがたくさんありますが、テレワークだとそうもいきません。
困った事があればチャットアプリで発信して、相手が気づいた後に届く反応を待つしかありません。仕事を依頼した相手からは報告があるまでどのような作業をしているのか途中経過を知る事ができません。以前なら微調整をしながら前に進められていたものが、提出された業務がお互いの認識不足でまったく意味のない作業だったという事もあり得ます。
今まで同じ空間で仕事をするという事が当たり前だった我々にとって、コロナに強いられた新しい日常は慣れない事ばかりで、たくさんの課題が山積みです。

グラフィティー流テレワークで大事にしている事

まず、テレワークを成立させるには、お互いの信頼関係が重要です。
テレワークを実施している知り合いの会社の社長さんは「サボっててもわからないし、どうせスタッフは家でのんびりやってるだろう」とお話されていました。「あぁ、スタッフを信頼してないんだなぁ」と感じましたが、多くの社員を抱える経営者ならそう思うものなのでしょう。

グラフィティーのような小さな会社が多くの社員を抱える大企業に勝てる唯一の武器は、スタッフ全員に目が届く心の濃厚接触、心の密です。
心と心の接触は自粛せず、信頼する事をテレワーク中の業務では特に重視して、右に上げた4カ条を心がけ、今日もテレワークで仕事に励んでいます。

其の壱

困り事は、即Slack & 即レスで即解決。

其の弐

メッセージは誰でも理解できる文章で。

其の参

業務確認で手隙き状態をゼロに。

其の四

やりにくいのは全員同じ! 全員で乗り切ろう!!

テレワークは体を動かさない分、心を動かす必要がある。

オフィスでの仕事は顔を見合わせられる分、言葉やメッセージに込めなくても表情や態度などで相手の心情が雰囲気で伝わってきます。
一人一人自分の役割と業務を持っていますが、グラフィティーのような小さな組織では助け合って取り組まなければ良い成果を得られません。その為、スタッフ間のコミュニケーションである「心の密」は非常に重要なのです。
デザイン会社だけなく、どの業界もそうだと思いますが、遠隔での仕事を成功させる為、人と人との接触を避ける分、心と心の接触をこれまで以上に濃厚なものにしていきましょう。
人類補完計画のように原始の海に還るほど心の壁を取り払う事で、コロナ過でのテレワークは成功するのではないでしょうか。
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